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お知らせ

【トリマーコラム】猫の毛玉取りに気をつけて!



【獣医師コラム:猫の毛玉取り気に付けて!】

こんにちは!

世田谷区の世田谷サクラ動物病院です。

 

今回は、ねこちゃんの毛玉取りの話です。


メインクーン、ラグドール、ノルウェージャンなど、長毛の猫は、その美しい外見と独特の性格で人気の猫種です。


長毛猫特有の豊かな被毛は、彼らの大きな魅力の一つですが、それを維持するためには適切なブラッシングが必要となります。

ブラッシングができていない、汚れ、静電気などで毛玉ができやすくなってしまいます。


【毛玉になってしまったら】


ねこちゃんの毛玉が手で簡単にほぐれそうであれば、カットする必要はないので、猫の皮膚を引っ張らないように少しずつ指でほぐしてあげます。ほぐれたら優しくコームで整えます。

この方法でもほぐれない、ねこちゃんの頑固な毛玉には、ハサミやバリカンを使用しカットします。

 

【皮膚を切ってしまうことがあるので注意!】

ご自宅で毛玉をハサミやバリカンでカットすると皮膚がとても薄く、皮膚まで切ってしまうケガが多発しています!

無理をせずに獣医師やトリマーを頼りましょう!

病院での毛玉処置は根元をしっかり押さえながら毛玉にハサミ又はバリカンをいれ、指や目の粗いコームでほぐしていきます。

 

皮膚を切ってしまったり痛がるブラッシングをするとブラッシングが大嫌いになることもあるので、十分に注意しましょう。

· 絡みがひどい

· 猫が暴れる

場合は無理をせずに獣医師やトリマーを頼ってくださいね。

 

【ブラッシング】

毛玉ができないように、ブラッシングをしましょう。

換毛期で長毛種は毎日、短毛種は2~3日に1回ほどを目安にしてください。

 

毎日のお手入れには、ピンブラシを使う方法もおすすめです。短毛種なら、まずピンブラシで毛のもつれを取り、その後ラバーブラシまたは抜け毛ブラシで抜け毛を取り除けばOK。長毛種の場合は、同じようにピンブラシでブラッシングし、毛のもつれがひどいときや毛玉があるときは、皮膚にピンを当てないよう注意しながらスリッカーブラシでほぐしましょう。長毛種は毛が長いので、毛の根元までしっかりとかすには、ピンブラシよりコームのほうが使いやすい場合もあります。

 

【ブラッシングへの慣らし方】

 

1.手で触られることに慣らす。

 お腹や内股も自然に撫でていきましょう。

2.ブラシやコームを当てて軽く動かす

力を入れずに、ブラシの感触に慣らすように愛猫の背中から軽く当ててみましょう。

ご褒美のオヤツをあげることなども効果的です。

3.全体にブラッシングする


ブラシに慣れたら、ねこちゃんの嫌がりにくいところから順番にブラッシングしていきましょう。

 

 

【ブラシ紹介】

用途によってブラシの形状や特徴が違うので、ブラッシングをする理由が抜け毛を取りたいからなのか、見た目を整えたいからなのかによって選び分けると適切にお手入れできます。

また、ねこちゃんに合っていないブラシを無理に使ってしまうと、ストレスや怪我につながる可能性もあるので、毛量や毛質・好み・ブラッシングに慣れているかどうかを考慮することも非常に重要です。

 

  • ピンブラシ(もつれ取り)

  • スリッカーブラシ(毛玉ほぐし抜け毛取り)

  • ラバーブラシ(抜け毛取り血行促進)

  • アンダーコート用ブラシ(抜け毛取り)

  • 獣毛ブラシ(ツヤ出し毛並みを整える)

  • コームブラシ(もつれ取り毛並みを整える)




スリッカーブラシなどの先が鋭いブラシで強くとかしてしまうと皮膚を傷めてしまいますし、柔らかいラバーブラシだとしても強く擦ると摩擦が起こって痛いので、力を入れすぎない方が喜ばれやすいです。


そして、長時間のブラッシングはストレスの原因になるだけでなく、必要な毛まで取ってしまう可能性もありますので、ブラシを当てる時間は長くても5分程度に留めてください。

ねこちゃんの様子を観察しながらブラシを優しく当ててとかしていきましょう。嫌がるようならすぐに中断してあげてくださいね。

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