【獣医師コラム:犬と猫の中毒に注意!】
こんにちは!世田谷区の動物病院 世田谷サクラ動物病院です。
今回は食べると危険!中毒のお話です。
病院にくる中毒の症状うち約80%が以下のようなものが原因です。
② チョコレート
②ネギ類(玉ねぎ含む)
③タバコ
④キシリトール(含有するガムなど)
⑤解熱鎮痛剤(人のお薬)
普段から、手に届かないような工夫などが大切です。少しの量でも、重篤な症状を引き起こしてしまうこともあります。
【症状】
食べたものやその量によって症状は様々です。
① チョコレート
嘔吐下痢などの消化器症状、ふらつきや不整脈などの神経症状、肝障害
② ネギ類
赤血球を破壊するため、それによる貧血や赤い尿がでる血色素尿、黄疸など
③ タバコ
嘔吐下痢などの消化器症状、震えや痙攣などの神経症状など
④ キシリトール
低血糖症状や肝障害
⑤ 解熱鎮痛剤
嘔吐下痢などの消化器症状、傾眠や昏睡、神経症状など
【診断】
いつ?何を?どれだけ食べたか?飼い主さんの問診が最も重要になります。
それが分からない場合は、症状や血液検査などから推定診断をします。
【治療&予防】
食べてすぐの場合は祭と催吐処置や胃洗浄などを行います。食べてから時間がたち中毒症状が出ている場合は、点滴の処置やその症状に対しての処置をしていきます。
わんちゃんやねこちゃんが普段手が届くような場所に中毒になる物をおいておかないことと、中毒になるものについて飼い主さんが認識して与えないことが重要です。
特に、ネギ類などは煮込み料理の汁もネギの成分が溶け出していて中毒を起こしますので
注意してください。
こういったものを食べてしまったら要注意!
少しでも早く、病院にご相談くださいね。
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